DEMOTAについて



Q.【DEMOTA】ってなに?


菜「姉上。そもそもDEMOTAとは、一体何者なのでござろう。」

花「DEMOTAとは、合成音声に関係するデータを紹介するデモソングとして作られた楽曲のことよ。合成音声というのは、UTAUのようにユーザーが指定した言葉を繋げた声ってことね。」


Q.どうしてDEMOTAがつくられたの?


花「あんた、UTAUは知ってる?」

菜「もちのろん。根本的には違うでござるが【無料でも使えるVOCALOIDのようなソフト】のことでござろう?」

花「そう。しかもそのUTAUは、自分で歌わせるキャラクターを作ることができて、既にネット上に何万というキャラクターが存在するのよね。これを私たちは【UTAU音源】と呼んでいるわ。」

菜「そのUTAU音源が、どうしたのでござる?」

花「ネットには沢山のUTAU音源が存在して、その全てをダウンロードしてから聞き比べるのは大変でしょう?だからダウンロードしなくても自分のUTAU音源に興味をもってもらえるように【UTAU音源のデモ】をダウンロードページに載せる音源管理人が増えてきてるのよ。」

菜「確かに、それは拙者もUTAU音源をお迎えするときによく見かけるでござる。しかしそのデモには、既存曲を使えば良いのではござらんか?」

花「最初はそう思っちゃうんだけどね。意外と【デモに使える曲は限られている】のよ。著作権の問題だったり、調声やmix技術によってのみ比較される嫌悪感の問題だったり。これまでの既存曲はデモに向いていない場合が多いわ。その問題を解決するために、UTAU音源のデモとして特化した楽曲と規約を作ろうと立ち上げた企画が、この【DEMOTA】のはじまりなの。」


Q.DEMOTAはどうやってうまれたの?


菜「どうせ、ニコニコ動画のスレやピアプロの企画でうまれたのでござろう?」

花「それがね、違うの。DEMOTAはTwitterの企画からうまれた楽曲なのよ。」

菜「なんと。まことでござるか。」

花「ええ。きっかけは、カシぱんさんのツイートだったらしいわ。幾月か経った頃、それを思い出した八歌が、これを企画として立ち上げたの。その時集った方々の協力によって、今のDEMOTAの形なったってわけね。ちなみにその協力者の中には、発案者のカシぱんさんも含まれているわ。」


Q.DEMOTAの名前の由来と意味とは?


菜「DEMOTAとは、まるで人の名前のようでござる。デモ太郎とか、そんな名前にする予定だったのでござるか?」

花「デモ太郎って、どこかで聞いたことのある名前ね。親しみやすい名前にしたいって点では、それも含まれてるかもしれないけど。本当の由来は、もう少し別の所にあるわ。」

菜「と、言うと。」

花「DEMOTAは《デモ・UTAUカバー用楽曲》という意味なのよ。ここで言うデモというのは、実際に鳴らしてユーザーに伝えるって意味ね。これが《デモ・UTAUカバー用楽曲→デモ・UTAU→デモUTA→デモータ→DEMOTA》となったの。」

菜「なるほど。DEMOTAのTAは、太郎の太ではなく、UTAUのTAなのでござるな。」

花「そういうこと。」

菜「しかし姉上、拙者前々から気になっていたのでござるが……。DEMOTAはどう呼べばいいのでござろう?何か正式な呼び名は決まっているのでござろうか。」

花「うーん、書くときに《DEMOTA》としてくれれば、基本的にはどう呼ぶかは自由らしいわよ?名付け親の八歌は《デモタ》って呼んでるけど、呼びやすければ《デモータ》でもいいって言ってたわ。」